隠居歳時記

もう隠居? 否、自分流の隠居道を探求中!

富士山_12回目の登山を準備中


 初めて富士山に登ったのは30代の後半であったか。
 顧問をしていたクラブ(国士舘大学応援団)の学生達とまず北口本宮富士浅間神社に参拝し、吉田口の馬返し(1合目の手前)から登り、下山は御殿場口の大砂走り新5合目の大石茶屋まで駈け降りた。これほど登ってこれほど下る山はない、と登山具店で聞いていたが、下山した直後は、もう絶対に登らない!と周囲にも公言していた。

 が…、回を重ねて11回チャレンジし、落雷で断念した1回を除き、10回登頂した。しかも8回は初回と同じコースで。
 「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」とは言われるが、不思議なもので、あれだけ苦しい思いをしたにもかかわらず、毎年、山開きの頃になると体がウズウズしてくるのである。60を越えた歳になってもなお…。

 令和2年の年賀状に「~今年は12回目の富士登山を目指して体を鍛えたいと思います」と書いた。
 令和3年(今年)の年賀状には「(コロナ禍、)目標にしていた12回目の富士登山は登山道閉鎖となり~、逆に富士を遠望できる地元スポットを多数発見し、どうしたらこの美しき遠景を愛機「EOS-RP」に取り込めるか~」と書いた。

 富士山は眺めて楽し!登って楽し!、と今は心得ている。
 果たして今年は登れるか否かわからないが、地元横浜からカメラ片手に富士を眺めながらも、足腰の鍛錬は怠らないようにしている。

 

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城郷高校東側農道(片倉町)からの富士夕景