浦和から友人がやってきた。
「崎陽軒」本店で待ち合わせし、久しぶりに呑むことになったのである。
このブログでも古い友人(同期生)を何名か取り上げた。
小生、付き合いは広い方だと思っているが、こんな面白い男も珍しいので少しだけ紹介してみる。因みに、無理矢理だが本人の同意は取ってある。
写真の男だが、国士舘関係の事情通の方にはすぐにお分かりになるかもしれない !?
そう、N大兄である。
どう紹介したら良いか。
大学1年生からの付き合いだが、折々に連絡を取り合って50年付き合ってきた。彼と小生とはおよそ180度タイプが異なり、だからこそ付き合ってこれたのかもしれない。
大学1年次のNは、既に某倶楽部(未公認団体)に入っていたが、1年生でありながら時に蛇腹(学ラン)の前をはだけて学内(当時の国士舘である!)を闊歩しており、そのことを上級生から咎められようがヤキを貰おうが意に介さないといった風で平然としていた。
図太いというか小さなことを気にしないというか…。
喧嘩は当たり前、かといってとことん悪(ワル)ではなく、明らかに小生とは違う大胆で型破り、比較の仕様もないが、良く言えば大器の片鱗があり、併せて、金銭感覚が有ったのか無かったのか、商才のようなものも見え隠れしていた。
小生の常識をはるかに越えていく、国士舘にはこんな奴が集まってくるのか、と思わせるような男であった。
恐らく将来はフィクサーのような途轍もない大物になるか、或いは道を踏み外して裏街道を行くか、小生の目にはその様に写っていた。
どうやら彼は、ほぼ前者の道を歩んだようである。
宮仕えをしたことは無い。
大体、組織におさまるような器では無い。
小生の知っている限り、空手の道場を主宰し手広く運営したり、某民族派団体の代表格であったり、或いは産廃関係の会社を経営したりと、所々グレーなところはあるが、黒では無いという道を歩んできて、お互いに疎遠にもならず69才になったと言うわけである。
崎陽軒でバイキングに紹興酒を呑みながら近況と新宿界隈の "OBの動向" を語り合ったが、何やらまた才覚? を発揮して小生には良く分からない事業を考えているようだ。あと10年頑張って、もうひと花咲かせたいようであるが、小生のように年金生活を送っている者とは、やはりスケールが違うようである。