隠居歳時記

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4年ぶりの国士舘大学同窓会 "神奈川県支部総会" に出席して

齋藤 永(ひさし)会長挨拶

 令和5年3月18日(土)14時、国士舘大学同窓会第43回神奈川県支部総会が開催された。

 前稿までの流れで「戸塚」の話題から入るが、仮住まい先から本日の総会会場のある本厚木駅小田急線)までどう行くか !? 最寄駅は戸塚駅(JR・ブルーライン)又は大船駅(JR)若しくは湘南台駅小田急線・ブルーライン)。
 ここはいずれの駅からもほぼ等距離の位置にあり、しかも乗り慣れていないバスを利用しなければならない。yahoo路線情報で経路・時間を検索し、行きは湘南台駅から小田急江ノ島線、同小田原線経由で本厚木を目指すことにした。

 この日はあいにくの雨模様で、大きなバック(何処でも"仕事"ができるようにパソコンが入っている)と傘を持ってのバス・電車の移動であったが、本厚木駅から会場の「アミューあつぎ」へは地下道を通って濡れずに行くことができ、アクセスは良い。

 コロナ禍により、支部総会は4年ぶりの開催とのことである。
 サイトの日付けを見ると、3月に入ってから同会ホームページ(以下「HP」)に総会情報の詳細が掲載されたようであるが、今般は基本的にHPのみで開催案内が告知された。アナログからデジタル路線への急な切り替えにより、はたしてどの位の方々が自ら情報を得て参加されるか、ある意味で実験的な試みなのか⁉️。

 結果は、まぁ予想した通りであったが、経費削減、労力削減と時代の流れを考えれば、今後、この方向で行くことになるのであろう。
 その意味で、今年を同窓会神奈川県支部デジタル元年とし、Webサイトの充実化(急務)と、更に同窓会活動のデジタル化に取り組んでいって欲しいと期待したい。人材もいるのだから。

 総会資料を見て始めて知ったのだが、既に長老の域に入っている小倉收先生(政経3期)が同窓会の功労賞を受賞されたようで、本総会でお披露目と記念品が授与された。
 先生は本学政経学部教授(経済学科)、学校法人国士舘理事、同窓会理事を歴任された。小倉家を継がれ姓は異なるが、本学学長を務められた朝倉正昭先生は実兄にあたる。

 鹿児島県姶良郡出身の薩摩隼人でクラブは言道部、小生の10期先輩になる。現在は耕運機まで買い込んで相武台下の広い田畑を耕しながら晴耕雨読の日々を送っているが、卒業生を二分したいわゆる国士舘58年騒動では改革派の先頭に立たれた人である。

 総会は準備された議案がつつがなく承認され、終了した。
 コロナ禍ということもあり懇親会が予定されていなかったので、ここで総会参加者の自己紹介を行うこととなった。

 順繰りに自己紹介、近況報告等々があり、小生の番がきた。
 自己紹介とあわせて、
1⃣ 神奈川県支部結成に至る草創期、いつも中華街同発」(どうはつ: 広東料理)で行われた会合に、後輩の岩田光典兄(政経、伝拳)と共によく顔を出し、当時20代の若輩が体育学部1期のそうそうたる先輩方と和気藹々の中、喧喧諤諤の議論をしたこと。
2⃣ 三村栄先生(体育3期、神奈川県教育委員会)を擁立して同窓会会長選に名乗りを上げ、「支部」中心の体制を更に発展させ、「学部各期」「業種」「クラブ」等を縦軸・横軸とした、複合的組織化された同窓会(慶応大同窓会をモデルとした)の建設を目指したが、当時の同窓会本部執行部の逆襲にあい、事(夢)破れたこと。(また、その後の同窓会混乱の原因を作ったこと)
3⃣ 上からの補助金に頼る同窓会から自らの資金で運営し、大学に寄附できる同窓会にするため、例えば「社長」出身大学TOP49位にランクインされる本学の強みを生かすことなどを、少々言葉足らずであったが短く話しをさせてもらった。

 その後、舘歌斉唱及び記念撮影。

 このまま解散するのも偲びがたく、会長の音頭で希望者を募り懇親会へ繰り出すことになった。
 アルコールが入ったところで何人かの方々と話をしたり、新たに知り合うことができた。了解を得ていないのでイニシャルのみを記し、紹介させていただく。

 まず、鷹嘴(たかはし)吉秀先生(体育OB、陸上部、元体育の先生)はお名前を出させていただく。先輩で、もう何十年のお付き合いであるが、向き合ってじっくり話したのひょっとすると初めてのことかもしれない。

 Mさん(新規役員)。
 海老名市議会議員である。新たに監事に選任されたS氏(工土木OB)も茅ヶ崎市副市長であるが、地方政界で卒業生が活躍されているようである。忘れてはいけない、齋藤会長も松田町議会議員である。

 Sさん。
 国士舘高校OB会「舘歌祭」実行委員でもある。支部役員、三浦勝利兄の友人である。

 Sさん。
 社長である。前述の"58年騒動"の直後に法学部に入学したそうだ。担当学生主事のことや当時の学内情勢にも話しが及んだ。

 Mさん(新規役員)。
 なんと21世紀アジア学部OGである。小生が21アジアにいた頃の学生のようでゼミの先生の話し等に華が咲いた。

 Oさん(新規役員)。
 体育学部OB、県下有数の進学校である厚木高校出身と聞いて驚いた。役員としての活躍が期待される。

 久しぶりの懇親会は、どこもかしこも活況で話しに華が咲いていたようだ。
 今までのコロナ禍の鬱屈した思いを振り払うかのように語り、飲み、大いに英気を養い閉会となった。これを契機に、長いブランクを乗り越えて、会の更なる発展を心から願って稿を閉じることとする。

 帰路は、小田急線、相鉄線東海道線と乗り継いで無事に戸塚駅に帰り着いた。ここからはバスは止め、タクシーで帰ることにした。

 

小倉先生に齋藤会長から記念品の贈呈小倉先生挨拶



懇親会場にて(「くいもの屋わん」本厚木店)