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Digital社会への対応_「e-Tax」で退職後4度目の確定申告を完了!

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 4年前(H30年)のことである。

 早期退職後、直ぐにマイナンバーカードを申請した。

 申請手続きはすべてパソコンで行ったが、受け取りはアナログ的で、区役所から電話による連絡があり、説明に従い、出頭する日時を○日の○時○分から○時○分というように細かく調整し、当日、対面による本人確認と電算上の諸設定(4つのパスワードの設定等)を経て、漸く発行となった。

 申請から発行まで約2ヶ月弱を要した。

 マイナンバーカードの交付を受け、これで退職後初めての確定申告e-Taxで行う第一段階の手はずを整えた。

 かつて親父の確定申告(医療費申請)を区役所の窓口で行ったことがあるが、事前に領収書を整理して明細書等の書類をつくり、当日は行列にならび大変な思いをした経験がある。その記憶もあり、自身が確定申告をする場合はe-Taxと決めていた。

 小生などは、基本的に年金収入が中心なので、確定申告をする必要はないと思っていたが、退職の年に大口の寄附をしたり、現役時に中々行けなかった歯医者に通い始めて、医療費が一定額を越えたことにより手続きをすることになったものである。

 次のステップとして、必要な機器を準備しなければならない。

 e-Taxを行うにはパソコンの周辺機器として、マイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダー/ライター写真)が必要となる。(スマホで行う場合は必要ない)

 行きつけのビックカメラ新横浜店で、売れ筋の機器を購入し、自宅でパソコンとの接続を行い問題なく設定を終えた。

 さて、いよいよ入力手続きである。

 手順は、国税庁のホームページから確定申告書等作成コーナーを開き、流れに従って入力していけばそんなに難しいことではないはずなのだが…。

 また国税庁が作成したYouTubeの番組もあり、懇切丁寧に申請手続きについて説明されてもいる。

 ところがである。

 最初はかなり手こずる。

 入力項目の選択、どこにどの数字を入力するか、結構迷う。

 併せて入力する際に必要な書類がすべて揃っているか否か、が重要である。

 取り敢えず書類が揃っていれば、そこに記載されている数字を一件一件入力していけば手続きが進行していくはずなのだが…。

 参考までに、4年前の手続きの際に、小生が準備した書類を列挙してみよう。

  ①給与所得の源泉徴収票

  ②社会保険料控除を受けるための保険料の納付証明書

  ③公的年金等の源泉徴収票

  ④生命保険料控除証明書

  ⑤地震保険料控除対象掛金証明書

  ⑥寄付金受領証

  ⑦医療費明細書(医療機関名・医療費・受診日等)

 である。

 これらの書類は1年の間に、適時郵送されてくるので、紛失しないようにすべてひとまとめにしておかなければならない。

 特に医療費については都度、領収書を保管し、国税庁が指定するフォームを確定申告書等作成コーナーのサイトからダウンロードして、予め入力しファイルを作成しておかなければならない。

 上の書類を手元に置き、確定申告書等作成コーナーから手順に従って、いろいろ迷いながら必要事項を入力し手続きを進めていく。

 最終的に手続きが完了すると還付される金額が計算されて表示される。

 結構な金額だ。

 この時の還付金は6桁の金額になった。

 確定申告を行う意味は大きい。

 以上が4年前に行った手続きの概略である。

 以降、同様の作業を毎年行い、今年も4度目の確定申告をこれまでの経験を生かしてスムースに完了させた。(言い忘れたがe-Taxの場合、1月から申請できるのだ)


 昨年9月にデジタル庁が創設され、今後更に行政サービスの効率化等の諸施策が進められていくようである。

 前期高齢者の範疇にある小生も、デジタル化の波や世の中の移り変わりに乗り遅れないよう(世間に合わせないようにしているところもあるが…)脳に刺激を与えていきたいと考えているところである。

 

 

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