▼「キリンシティ」横浜モアーズ店
久しぶりに元同僚の伊井兄(空手道部OB)からLINEがあり、日曜日(2月27日)の昼に待ち合わせることになった。
二俣川(運転免許センター)で免許更新とのことで、それならばと相鉄線起点の横浜駅のキリンシティ(横浜モアーズ店)で落ち合うこととした。同店はチェーン店で、以前はよく新横浜店をホームグラウンドにして二人で飲んでいたが、コロナ禍、同店が新横浜から撤退してしまったので、我々にとっては久々のキリンシティである。
横浜でビールというと生麦(生麦事件で有名)に工場があることもあり「キリン」ということになるのだが、キリンシティのビアマイスターによるドイツ伝来三回注ぎの「ご馳走ビール」は、注文してから出てくるまで少し時間がかかるがひと味違う(ような気がする)。
小生の場合、いつもビールのコースは決まっていて、いずれもRegular Sizeで1杯目は「キリンブラウンマイスター」、2杯目「達人ブレンド」、3杯目「ハーフ&ハーフ」、最後に「黒生」となり、この位飲むとちょうど良い酔い加減になるのである。この日もほぼこのようなペースで飲った。
この店のつまみも旨い。
まず「ごちカラ!」は外せない。
「ご馳走ビールのための唐揚げ」と銘打っており、ビールとの相性が大変良い。昼時だったので、「鱈のフィッシュ&チップス」、「マルゲリータ」、「しらすの焼きじゃが麺」等と次々と注文し平らげた。
昼ビール。
なんと贅沢なことか。
この日は、日曜日ということもあり、まわりのご年配の客、若者のグループ、カップルも皆、昼ビールを楽しんでいるようであったが、これが平日の昼であっても同様にビールが飲めるというのが、我々リタイア組の特権である。
現役時、職場の外で昼食を取っている時、たまにビールを注文している年配の御仁がいたりすると、「うらやましい~」と思ったものだが、我々もそのような立場(歳)になったのか、という感慨がある。このような時を迎えられて、幸せなことなのであろう…。
ビールのアルコール度数(5%ぐらい)は議論にちょうど良いようだ。日本酒だと議論に熱を帯びるが、ビールは軽い酔い加減で、翌日、記憶に残る議論ができる。
この日も話題は多岐にわたり、我々前期高齢者の関心事であるe-Tax(確定申告)やマネーフォワード(会計ソフトによる財産管理)の話しから始まり、少し熱を帯びてくるとキッシー(岸田首相)で憲法改正ができるのか?という話しから(二人とも卒論は憲法問題なのだ)、昨今のウクライナ情勢から、発展して東アジア問題にどのように関わってくるかなどと、回りから見れば「いいオヤジ二人が何の話しをしてるんだ」と思われるような床屋談義がつきない。
いつも議論し出すと堅い話題が続くのだが、昔の思い出話も出てくる。
例えば「七福」(しちふく)の話し。
古い国士舘のOBなら知っていると思うが、世田谷区役所第二庁舎の裏手にあったカウンターだけの居酒屋で、ここに屯するのは空手道部、吹奏楽部、そして言道部(安井先生と小生等)。つまみは焼き鳥と煮込みと缶詰。親爺はといえば客と一緒になって飲んでいて勘定の計算が出来ないことはしょっちゅうだった。こんな他愛もない話しで盛り上がるのである。
さて、十分飲んで食べたのだが、締めの蕎麦を食おうと言うことになり河岸を変えた。熱燗で蕎麦を流し込もうと思ったのだが、こちらの店は「まん防」で酒類の提供は停止とのことだった。残念。
おとなしく蕎麦を食って家路についた。
▼黒生/「ごちカラ」と「鱈のフィッシュ&チップス」/「しらすの焼きじゃが麺」
▼伊井兄と小生
小生「家でビールは飲まない派」なのでたまに来るキリンシティのビールが楽しみなのである。
■追記
本文に書かなかったが、伊井兄との話しの中で、国士舘大学「極プロ」(極東国際軍事裁判研究プロジェクト)の執行責任者であった元法学部比較法制研究所長・篠原敏雄先生(故人)のことに話題が及んだ。ここに詳しくは書かないが、先生のご冥福をお祈りすると共に産経新聞「阿比留瑠比」氏の篠原先生を追悼する記事(2017.11.17)を是非ご覧いただきたくリンクを貼っておきたいと思う。
www.sankei.com