隠居歳時記

もう隠居? 否、自分流の隠居道を探求中!

男厨_ぬめりを残して里芋の「煮っ転がし」を作る!

 久しぶりの料理の投稿である。
 町内会のIさんから家庭菜園で収穫された里芋(とブロッコリー)をいただいた。Iさんは小生が料理をすることを知っているので、時たま、おすそ分けにあずかる。
 ありがたいことである。

 里芋というとすぐに「煮っ転がし」が思いつく。
 やはり、お袋の味だからか…。

 一般的に調理方法は大きく7つに分類(焼く、茹でる、炒める…)される。大方の方がそうだと思うが?、小生の場合も里芋料理のイメージは「煮る」である。
 では、早速作ってみよう。

 まず、タワシで水洗いし、きれいに泥を落とす。
 よく水気を切って、里芋の形に添って頭とお尻を落とし、薄く皮をむく。包丁を使ったが、ピーラーを使うと時短になる。

 里芋の大きさがまちまちなので大きいものは二等分、三等分して大きさを揃える。そうすると、後で落としぶたをしたとき、煮汁がいい具合に対流する。

 計量はかりで里芋の重さを量ると約900グラム。
 これに対応して調味料は、
  だし汁 約 450グラム(ヒタヒタになるぐらい)
  砂糖  約 大さじ2
  醤油  約 大さじ3
  みりん 約 大さじ2
  酒   約 大さじ2

 調味料を全て鍋に入れかき混ぜる。
 以前、里芋を下ゆでして調理したことがあるが今回は何もせず、そのまま鍋に投入し中火にかける。

 煮汁が湧いてきたら落としぶたをして約10分間、弱火で煮る。10分経過したら、落としぶたを外し、火加減を少し強くして更に10分~15分と煮詰めていく。

 煮汁の煮詰めぐあいが里芋の味の濃さに繋がってくるので、自分の好みの味になるように加減する。小生の場合、煮汁が鍋底一面に残るぐらいに煮詰めて、完成。

 大地の恵みに感謝して「いただきます」。
 旨い。
 我ながらいい味に仕上がっているようだ。