隠居歳時記

もう隠居? 否、自分流の隠居道を探求中!

令和3年度の「よこはま学援隊」ボランティア活動を終えて!

神大寺小学校左手前の交差点
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 写真は私ども神大寺北町(かんだいじきたちょう)自治会が担当する「よこはま学援隊」の守備範囲、活動場所である。

 先週の金曜日(R4.3.18)は卒業式だった。
 卒業生は、小生等の小学校時代と異なり、男子は基本スーツにネクタイ、女子もフォーマルウェアという出で立ちで、中には男・女とも羽織袴の子もいる。

 毎回、挨拶と共に「いつもお疲れ様です」であったり「いつもありがとうございます」と、必ず、もう一言声を掛けてくれる女の子がいて、「おめでとう。六中行くの?」と聞くと「そうです」と元気な声が返ってきた。小学校も中学校も小生の後輩である。
 「がんばってね!」と激励の声をかけた。

 皆、顔つきに成長の跡が見える。
 見知った顔が希望に胸をふくらませて巣立っていった。

 そして、本日(R4.3.25)は在校生の修了式である。

 やはり印象に残っている1年生の女の子がいて、彼女は去年の4月、毎日泣きながら登校していた。最初の頃は泣きながらお母さんに手を引かれて、そのうち一人で登校できるようになったがやはり泣いていた。

 泣くと言っても「シクシク」ではない。号泣なのである。
 その子が登校してくると直ぐにわかる。
 遠くの方から大泣きしながら一人で歩いてくるのである。きっとお母さんは心を鬼にして娘を送り出しているのだろう。

 周囲の通行中の大人達は、いつも放っておけないという様子で彼女を見守っている。

 小生は交差点にいるので、その子が赤信号で立ち止まったりすると、側へ寄って「だいじょうぶ」「だいじょうぶ」と声をかける(それしか出来ないのだが…)。
 一時(いっとき)泣き止むが、信号が変わると再び泣きながら正門へ向かって歩いて行く。そんなことが5月に入る頃まで続いたであろうか。

 そんな彼女も無事に1年生を終え、4月には2年生に進級するであろう。

 先日、校長先生から、毎月お送りいただく「神大寺小学校だより」と併せて、児童の直筆によるお礼のメッセージをいただいた。また今日は、年度内最後の学援隊ということで、直接交差点までごお越しになりご挨拶をいただいた。

 子供達の気持ちと先生方のお心遣いがうれしくて、この活動をしていて良かったなと思う瞬間である。

 4月新学期、再び路上で子供達の顔を見るのが楽しみである。

 

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