隠居歳時記

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国士大楓門祭における法学部「比研」講演会をオンライン(ZOOM)で視聴!

ZOOM視聴中!
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 昨日(11月2日)、母校国士舘大学楓門祭で開催された法学部比較法制研究所主催の公開講演会オンラインZOOM)で視聴させていただいた。

 ポスターを拝見し、かつて小生も関わった極東国際軍事裁判研究プロジェクトの一環の行事であることを知り感慨深いものを感じた。

 講師は高橋史朗氏(麗澤大大学院特任教授)、講演テーマは「WGIPと歴史戦日本人の道徳を取り戻す」である。髙橋先生には、国士舘100周年企画、第2回東京裁判シンポジウム(H29/11.2,リンク参照)のパネラーをお引き受けいただいた経緯がある。

 さて、テーマのWGIP(War Guilt Information Program: リンク参照)とは何か。

 Wikipediaによると、大東亜戦争(東條内閣において閣議決定された呼称)後の昭和20(1945)年から、サンフランシスコ講和条約により日本の主権が回復された昭和27年までの占領期間中に、GHQによる占領政策の一環として行われた日本国民に対する再教育計画である。

 約70年も前の話であるが、それが過去のものではなく、戦後教育への影響であったり(レジメ第6項)、日本初の「歴史認識問題」であったり(レジメ第7項)、はたまたユネスコ「世界の記憶」登録をめぐる攻防と「歴史戦」の課題(レジメ第9項)であったりと、今日においてなお影響を与えている現在進行形の問題であることが講演の中で指摘された。

(講演内容の詳細は割愛)

 非常に興味深い講演がオンラインで公開実施されたことで、同テーマに関心のある方々が自宅からでも視聴することが可能となり、今後もこのような形式の講演会の開催を期待したいところである。また、ZOOMにはチャットという機能があり、講演中も対象者を指定してつぶやくことができるので、質問がしやすいということにも気づかされた。

 一方、参加者が少数であることが少々気になった。恐らくテーマに興味のある向きは相当数いるはずだが…。大学ホームページの奥深くへ入っていかないとZOOM URLに辿り着けないのは今後の課題と言えるのではないかと感じたところである。

 それと、よく見ればわかるのだが、迂闊にもレジメが公開されていることに気がつかなかった。講演中、レジメが手許にあればもう少し理解が深まったものをと、この点は反省しきりである。

 いずれにしても貴重な講演を拝聴することができ、母校及び法学部に御礼を申し上げたいと思う。ありがとうございました。

ja.wikipedia.org

www.kokushikan.ac.jp

ja.wikipedia.org

講演会ポスター

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