令和3(2021)年8月15日(日)、76年目の終戦の日を迎えた。
新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言下、式典開始以来、最少の参列者(約200名とのこと)で開催された政府主催の全国戦没者追悼式(武道館)の様子をテレビで見ながら、正午、黙祷を捧げ、その後、靖国神社へ向かった。
昨年は夏の日差しが肌を刺し、熱中症を警戒しながらの参拝であったが、今年は打って変わって本州付近に停滞する前線の影響で、西日本、九州を中心に記録的な大雨となり、関東もその影響で終日の雨模様となった。
地下鉄半蔵門線の九段下駅から大鳥居へ向かった。
沿道には、いつものとおり、各種団体が配布物を配る光景があった。
大きめの傘を持ってきたつもりであったが、横からの雨に足下を濡らしながら大鳥居をくぐり参道を行くと、第二鳥居手前の外苑休憩所あたりからすでに行列となっていた。
この状況からすると、恐らく1時間以上は待つことになるであろう。
実はこの後予定があった。大変心苦しくはあったが、本日は、参道の脇をとおり拝殿手前の行けるところまで行って、追悼の意を表すことにした。
中鳥井の手前まで来ることができた。
靖国の御霊に対し合掌し、追悼の意を表した。
併せて、近日中に再度訪れる旨を自身に約し、靖国神社を後にした。
▼第一鳥居(大鳥居)
▼第二鳥居
▼神門
▼中門鳥居から拝殿を望む
▼拝殿
▼遊就館/玄関フロアー
■R3.8.17_追記
本日8月17日(火)、靖国神社を再訪した。
終戦の日と同様の雨模様であったが、いつも仏壇においてある父母の遺影と共に車を飛ばした。本日は訪れる人もまばらで、拝殿前にて心おきなく祈りを捧げることができた。まわりの人々も心なしか長い祈りを捧げていたように感じた。
自分にとって靖国神社へ参拝することは、学生時代から仲間うちの恒例行事のようなものであったが、親父は、軍歴(昭和19年歩兵第34連隊〔静岡〕に入営し上海に渡り、最終の軍歴は漢口憲兵隊と履歴書にあった)があったこともあり、時折、一人(だと思う)で詣でていたようである。お袋はといえば、晩年、靖国神社に行きたいというので、何度か車で来たことがある。
父母には父母の、それぞれの終戦の日があったのだと思う。