屋根瓦を修理した。
経費は24,200円也。
本件、色々と勉強になったので顛末を記し、備忘録としたい。
去年の暮れだったか、今年1月だったか?
斜向かいのIさん宅からご連絡をいただいた。内容は、ご自宅の屋根を修理された際に、業者さんが目視したところ小生宅の屋根にも傷みがあるようだと言っていたとのことで、ご親切にお知らせいただいたのである。
二階の屋根なので、自分では確認できず、専門業者に依頼しようと思案していたところ、渡りに舟で、たまたま飛び込みで我が家を訪ねてきた八王子のリフォーム会社に、屋根の状況の確認と見積書の作成を依頼した。
当該業者、何日かして、はしごを持ち込んできて屋根に登って確認してくれたが、瓦に浮き上がった箇所が複数あり、おそらく直近の台風(2019年の台風19号)によるものであろうとの診断であった。
当該業者曰く、関連する保険に加入していて、自然災害による被害であれば全て保険が適用されるとのことである。後日、見積書を受け取り、金額は仮設工事及び屋根瓦工事等でおよそ60万円ほどであった。
小生、農協の建物更生共済に入っていたので、見積書を添付し同保険の適用を申請してみることにした。また、保険が適用された場合、当該業者に仕事を依頼する契約を交わした。
暫くして、農協の依頼を受けた鑑定事務所から鑑定人が我が家にやって来て、入念にチェックしていった。結果は、後日、農協から連絡するとのことである。
後日、農協から連絡があった。
何と、査定額は0(ゼロ)とのことであった。
これは意外な結果であった。勝手な思い込みであったが、鑑定の結果、減額されるにしても査定額と自己負担で補修工事ができればと考えていたが厳しい結果であった。
農協にお願いし、鑑定人と直接話しをし、なぜそのような結果となったかを確認したところ、まず、原因は不明だが屋根の損壊は自然災害(台風)によるものではない、とのことであった。
え~、どういうこと?
先の業者は台風が原因であろうと言うし、鑑定人は違うという。しかも原因不明。
直近の台風とは、1年以上前の2019年の台風19号であるが、記憶を辿ると、台風が通過した後、近所の家では皆さん屋根を心配し、二階屋根に登って確認されているお宅もあった。先の業者の診断もあったので、我が家もその時に損傷したのであろうと思い込んでいた。
小生はそういうことに無頓着で、今までも屋根に被害があったことなどないし、雨漏りしているわけでもないので、大丈夫だろうとたかをくくっていたのだが、この点は少し反省もした。
後学のために、台風の直後に被害が確認されていれば、保険は適用されたか確認したところ、鑑定によるが、明らかに台風による損傷と判断されれば、時間が経過した申請よりは可能性があるとのことであった。
良い勉強をしたと無理矢理思うことにした。
いずれにしても保険は適用されない。先の業者との契約も無効となった。
梅雨のシーズンまでに修理したいと考えていたので、段々と心配がふくらんできた。
考えあぐねた結果、地元の工務店に相談したところ、これも地元の屋根修理業者のTさんが来てくれた。聞いたところ、以前、我が家に来てくれたこともあったそうだ。両親から聞いていなかったこともあるが、迂闊であった。
すぐに屋根に登ってくれて、傷んだ箇所を短時間のうちに修理してくれた。もう大丈夫とのことで、その程度の傷みだったのかと安心した。
念のため、屋根は自然災害による破損か否かを確認したところ、色々とご意見を伺った。ここには詳細は書かない。
請求金額は冒頭のとおり。
やはり、地元業者とのつながりが大事であると痛感した一件であった。