隠居歳時記

もう隠居? 否、自分流の隠居道を探求中!

酒&肴_町田の老舗「柿島屋」で桜肉を食す


 昨日、今年国士舘を定年退職した元同僚の伊井兄と、久しぶりに町田「柿島屋」(かきじまや)を訪ね、四時から飲みをやった。

 柿島屋といえば町田一の老舗。まだ横浜線小田急線も開通していない、現在同店で提供されているキリンビールもまだ販売されていない、明治17年1884年)の創業である。

 明治17年と言えば、歴史の授業で習った鹿鳴館華やかりし頃であり、小生の関心事でいうと、田代栄助等率いる秩父困民党による秩父事件が起こった年である。

 ネットの情報によると柿島屋は、当時、神奈川往還(八王子と横浜を結ぶ絹の道)の中継地である町田で馬喰(ばくろう:運送用の馬の仲買商人)を営んでおり、そこから今日の馬肉専門店に発展したようである。

ja.wikipedia.org

 小生が初めてここに来たのは大学生の頃だから、もう40年以上通っているわけだ。ということは、行きつけの店の中で最も長く通っている店になる。当時は、現在の場所ではなく、小田急町田駅東口の真正面にあり、今と同じように、気軽にワイワイ飲んで食べていける、いわゆる大衆的なお店であった。

 さて、アルコールであるが、まずは生ビール(キリン)で乾杯。次にサワー系に移る。
 これらはいわば前哨戦で、締めは必ず梅割り(甲類焼酎)となる。梅のエキスで口当たりがよく非常に滑らかに喉に入っていくのだが、調子に乗って呑んでいると、短時間の内にボルテージが上がり、下手をすると酩酊して帰れなくなってしまう。何杯までと上限を決めておかないと痛い目にあう。この日は、小生は2杯、I氏は1杯を上限とした。

 つまみはお決まりの馬刺し(上)から始まり、メンチチョリソー肉皿…の馬づくし。いつ来ても、ほぼ同じ物を同じ順番で注文し食す。

 この日、携帯のGoogleマップタイムラインによると16時00分から17時57分まで、よく飲みよく喰い、いつものように楽しいひとときを過ごした。

 年に何回かは来たい店である。

 

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柿島屋正面・平日は4時開店/最後は梅割り焼酎